当分野の教員は以下の4名です。

立木 秀樹
(ついき ひでき)
教授
<Webページ>
https://www.i.h.kyoto-u.ac.jp/users/tsuiki/


<キーワード>
計算機科学、計算可能性解析学、プログラミング言語理論,位相空間論


<研究テーマ>
計算について考える時には、計算が止まらないということを示すボトムという概念を避けて通れません。一方で、位相構造を持った空間について考える時には、境界が基本概念となります。この両者の概念の関係について調べることにより、位相構造を持ったものの上に計算概念を拡張すること、あるいは、計算的な考え方との関係で、位相、力学系、フラクタルなどの構造について調べることを、研究の柱としています。それ以外に、プログラミング言語の理論、イマジナリーキューブなどに興味を持っています。

日置 尋久
(ひおき ひろひさ)
教授
<Webページ>
https://www.i.h.kyoto-u.ac.jp/users/hioki/

<キーワード>
データハイディング,情報可視化

<研究テーマ>
現在中心的に取り組んでいるのは,データハイディングの研究です.データハイディングとは,おもに画像,音声などのデジタルメディアに他のデータを密かに隠す(埋めこむ)技術です.埋めこんだデータは再び取りだすことができます.データハイディングは,秘匿通信,電子透かし,データの統合など,現代のネットワーク社会での実践的な応用が期待される新しい研究分野です.埋め込み手法と実践的なアプリケーションの開発に取組んでいます.

櫻川 貴司
(さくらがわ たかし)
准教授
<研究テーマ>
プログラミング言語の意味論や記号論理学についての理論的な研究と、その応用としてプログラミング言語の設計と実時間プロセス制御、オペレーティングシステム等を含めた実際的な研究を行う。表示的、あるいは論理的なプログラミング言語の形式的な意味論は、プログラムに数学的に厳密な意味を与え、計算機を用いたプログラムの検証を行うことを可能にするのみならず、プログラミング言語の設計そのものにも直観的な見通しと理論的な根拠を与える。時制論理、様相論理とそれらのモデル論、表示的意味論そのものを研究するのに加えて、それらやプログラミング・パラダイム論で得られた知見を具体的な問題に適用する。例えばプログラマの生産性を向上させる方法や新しいプログラミング言語の設計方法を考究する。

DE BRECHT, Matthew
(ディブレクト,マシュー)
特定講師
<Webページ>
https://www.i.h.kyoto-u.ac.jp/users/matthew/


<キーワード>
数理論理学, 位相空間論, 計算理論, 機械学習

<研究テーマ>
私は計算機科学、位相空間論、機械学習、脳科学など、様々な分野に興味を持 って研究を続けているが、最近は特にquasi-Polish空間という位相空間に注目して、位 相空間と論理と計算の関係を調べている。
Quasi-Polish空間はPolish空間(完備距離空間と同相な可分空間)と理論的計算機科学( 特にプログラムの表示的意味論)によく登城する様々な距離化不可能な空間を両方含む クラスである。その一般性にもかかわらず、quasi-Polish空間は非常に良い性質を持つ 。例えば、Polish空間と同様な記述集合論を展開できることが知られており、そして領 域理論の多くの概念をquasi-Polish空間に拡張できることが明らかになりつつある。ま た、ポイントレス位相空間論においてquasi-Polish空間を自然に解釈できるため、その 多くの応用を構成的な枠組みで展開できることが期待されている。
今までの位相空間の様々な応用を一般化し応用範囲を広げるとともに、それぞれの分野の 共通点を明確にすることで位相空間と論理と計算の関係をより深く理解していきたい。