繰り返し図形
3個のピースをつなげて正三角形を作る方法は,前掲のもののほかに,次の方法があります。
これらを,三又と呼ぶことにします。三又と n 次近似シェルピンスキー三角形を組み合わせると,三又のレベル n の亜種ができます。 すべての正三角形を作るところで,ライオンではなく 三又を作ると,次の繰り返し模様が作れます。
この模様は無限の大きさに広げていけます。 他に,どのような繰り返し模様が作れるでしょうか。まず, 次の模様が考えられます。
これは,三又とライオンを混ぜたものです。 また,ライオンだけでも,次のような繰り返し模様が作れます。
ここまであげたのは,反対向きの大きな正三角形の穴があって,その 各辺上に,2つのレベルのシェルピンスキー三角形が並んだものでした。上の絵は,それぞれ, そのレベルの組みによって,(0, 0), (0, 1), (1, 1), (2, 1) と表すことができます。 このように表現されるもの以外にも,繰り返し的な模様,しかも,P3 とよばれる回転対称性をもつものが,たくさん作れます。下図はその一例です。この図の中の黒い三角形については次章で説明します。