総人の内側


まず、次のオブジェを見てください。

シェルピンスキー四面体の16個の場合と少し形が違います。
両者の形を見比べてください。

シェルピンスキー四面体16
この立体オブジェ
このオブジェは、真ん中の空洞がなくて、正四面体20個からなってます。
このオブジェも、正面から見れば、絵が見えます。
これは、総合人間学部の建物です。

それに加えて、斜めから見たら、裏に写真がもう一枚隠れているようです。

20個の四面体の中で、正面から見える写真は16個だけを用いています。
残り4つは、裏側に隠れているのです。

隠れた写真は、実物を角度を変えながら見たら、おおよそ分かります。

もっとはっきり見るにはどうしたらいいか?
実は、手前の4つの四面体は、磁石でつけられていて、はずすことができます。
はずしたら、こうなります。

総合人間学部(とその大学院である、人間・環境学研究科)の学生です。

普通、何か組織の写真を提示するときに建物の写真を用いますが、
建物の写真だけではなく、中の様子も見たいものです。
中の様子も表わすことができる写真オブジェとして作成してみました。
ちなみに、奥の4つの四面体もはずすことができます。すると、

このように、「穴あき総人」となります。

「穴あき総人」の状態で、斜めから見ました。

このオブジェは、裏から見ると、別の写真が貼られています。

京都大学の吉田キャンパスから東を見た風景です。
吉田山の向こうに大文字山が見えています。
少し斜めにすると、この奥にも写真が隠れているのが分かります。

真ん中の4つの四面体をはずすと、見ることができます。
何の写真が隠れているのでしょう?


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