イマジナリーキューブ

イマジナリーキューブパズル 3H=6T


イマジナリーキューブパズル 3H=6T

立方体の箱に9個の多面体のピースを入れるパズルです。

このパズルで使う多面体は, H と T という2種類のイマジナリーキューブです。

H と T は,2種類の立体で3次元空間を充填するなど,きれいな幾何学的性質を持っています。

「この⾯⽩さを伝えたい」と思ってデザインしたのがこの 3H=6T パズルです。

パズルを解くのは楽しいですが,その先に,もっと⾯⽩い話が待っています。

どうぞ,お楽しみください。

「イマジナリーキューブパズル3H=6Tができるまで」


ピース:

重六角錐イマジナリーキューブ(Hexagonal Bipyramid Imaginary Cube, 省略して H と呼びます)は、 2つの正六角錐を底面で貼り合わせた形をしています。
反三角錐台イマジナリーキューブ(Triangular Antiprismoid Imaginary Cube, 省略して T と呼びます)は、 正三角柱の片方の面の頂点の周りを切り落とした形をしています。

手始め:

H と T は,辺の長さ 1 の箱にきれいにおさまります。 どのように入るか分かりますか?

解答:

H はこのようにおさまります。
T はこのようにおさまります。
そして,それぞれ,箱の各面から正方形に見えます。 このような立体をイマジナリーキューブというのでした。

本題:

3H=6T パズルは,この2倍の大きさの箱に H3個とT 6個を入れるパズルです。 箱が2倍の大きさなのだから 8個入るのは自明ですが,ここには 9 個あります。
9個どうやって入れるのでしょう?