[CG実習 > Rubyによるプログラミングの基礎]

Rubyによるプログラミングの基礎

この実習では,はじめに説明した通り,Rubyを使ってプログラミングを行います. ここでは,RubyでCGプログラミングを行えるようになることを目標として, Rubyでのプログラミングについて説明していきます.

もくじ

はじめに

Rubyは, 「プログラミングをたのしくする」というモットーのもとに 開発された比較的新しい言語です.わずらわしい文法事項は少なく, かつ強力です. 数値的な処理はもちろん,テキスト処理,ネットワークプログラミングも可能です. また新しい言語であるにも関わらず,すでにライブラリ(プログラムの部品)が 資産として豊富に蓄えられています.ライブラリを利用することで, CGプログラミングも簡単に始めることができます.

プログラミング言語としての性格を語るなら, Rubyは「オブジェクト指向スクリプト言語」である, ということが言えますが,「オブジェクト指向とは...」と 大上段に構えなくても気軽にプログラミングが始められます.

なお,スクリプト言語とよばれるプログラミング言語では, プログラムのことをスクリプトともいいます.また他にも, ソース,コード,ソースコードなどともいいます.

資料:Rubyでプログラミングするために

この資料では,Rubyでプログラムを書くための基本的な方法について解説します. この資料では,いきなり文法事項を羅列するのは避けて, 各トピックごとに例題を用意して, 例題のために必要となる事項を順次説明していきます.

なおここでは,解説は,実習でプログラムを書くのに必要な範囲に留めます (それだけでもそれなりの分量になってしまいますが). とくに,オブジェクト指向での主要な概念の一つである「クラス」については, その一部に触れるだけにします. Rubyについて本格的に学びたい場合には, Rubyのドキュメントを参考にして下さい.

  1. Rubyでプログラムを書きはじめる前に
  2. メッセージの表示,オブジェクト,メソッド
  3. 変数とデータ入力
  4. 制御構造
  5. 配列とイテレータ
  6. メソッドの定義
  7. 標準入出力
  8. クラスについて
  9. 画像の取扱い(Gfcライブラリの利用法)
[CG実習 > Rubyによるプログラミングの基礎]