イマジナリーキューブ造形 #2 (木製 )

木工制作:中川 宏





これは, 前の立体と同じ立体を,木でつくったものです。

この立体について,最初からもう一度解説します。 極小凸なイマジナリーキューブは,正四面体,立方八面体,H, T, など, ちょうど16 種類あります。16 というのはちょうど 4x4 なので,16 個全て をお互いに頂点でくっつくように配置しながら,全体がまた イマジナリーキューブになるようにできないか,考えてみました。 そしてたどりついたのがこの形です。 これは,3つの直交する方向から見て正方形に見えます。下の 鏡には,そのうちの2つの方向から見た絵が同時に見えています。

これは,4つのイマジナリーキューブの塊からなっています。 それぞれの塊は,濃い色をした, イマジナリーキューブ T の辺だけからなる立体 に,4つの面でくっついています。ここで,T が弱十字立体であることを 利用しています。そして,それぞれの塊の中から1つのイマジナリー キューブが,真ん中の 辺だけからなる正八面体の4つの面につけてあります。

この立体と,小さな立方体が2つの鏡に映った所。