プロフィール:
1963年、奈良生まれ
1982年、京都大学理学部入学
1986年、京都大学大学院理学研究科(数理解析専攻)入学
1988年、京都大学数理解析研究所助手
1990年、慶應義塾大学環境情報学部助手
1993年、慶應義塾大学博士(理学)
1994年、京都産業大学理学部講師
1998年、京都大学総合人間学部助教授
2003年、京都大学人間・環境学研究科助教授
2012年、同 教授
研究/教育上の興味:
ホームページに書いたように、いろいろな興味から研究を行っています。
- 実数などの連続性と計算・グレイコード
コンピュータはデジタルに動いてますが、連続なものの上で計算
手続きを考えると、連続性の本質が見えてきます。
- 構成的数学・プログラム抽出・コインダクション
実数の性質の証明からグレイコードを用いた計算を抽出する研究から,
並列計算など,様々な計算過程を形式的に扱うことに興味が広がっています。
- 組み合わせゲーム理論,ゲームプログラミング
ゲームの勝ち負けを数学的に解析することや,ゲームのプログラムに関して,学生と一緒に楽しんでいます。
- 人工知能,機械学習,特に,強化学習
ゲームの話を中心に,学生に引っ張られる様に勉強しています。
- イマジナリーキューブ / フラクタル / 立体幾何
イマジナリーキューブに関連して出てきた,立体の幾何やフラクタルを楽しんでいます。
特に,フラクタルの射影,および,タイルを用いた組み合わせ的な構造に関して研究をしています。
- ドメイン理論・圏論
ドメインは、連続性と近似について考えるための数学的構造です。
圏論は,対象のもつ構造を抽出してくれます。モナドなどの計算的な構造も出てきます。
- 計算可能性解析学
連続な空間の上の計算構造についての研究分野です。
参考: CCA-NET
- 位相空間論
計算的な考え方を通した、位相空間の再構成を目指しています。
距離空間の双曲位相について研究しています。
- プログラミング言語の理論、特に、意味論
以前はオブジェクト指向言語の話をしてましたが、今は、
実数との関わりで、興味を持っています。
- Java 言語、および、オブジェクト指向プログラミングについて
教科書を書いています。インターラクティブなグラフィックスを作りやすいので好きです。
- 力学系
テント関数による計算の理論を一般化すると、力学系の理論に行きつきます。
- エンターテイメント数学
数学は楽しむべきものだと考えています。
- 4次元の多面体について
4次元まで広げてイマジナリーキューブを考えると,きれいな構造が見えてきます。
- 数学と芸術と教育
数学的に定義された(立体)図形の綺麗さに魅せられています。
エッセイ的な文章: