すべての人のためのJavaプログラミング 第3版

著者:立木秀樹・有賀妙子 / 出版社:共立出版

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本書掲載コンテンツダウンロード先、インストール方法、その他関連情報を掲載しています。

ダウンロード

演習方法に合わせて、3種類用意しています。バージョン302 (2018年1月19日)

コマンドライン版

コマンドライン(ターミナル、シェル、コマンドプロンプト等)の上で実行しやすいように、各章が別のプログラム(プロジェクト)になっています。例題と練習問題の解答の両方が入っています。文字コードは、UTF-8とSJISがあります。

Eclipse版

Eclipseですぐに演習を始められるように、Eclipseでインポートすれば、javaEveryone(例題),javaEveryoneAnswer(練習問題の解答)の2つのプロジェクトが作られるようになっています。それぞれのプロジェクトでは、src,binのフォルダを作らずに、プロジェクトのトップにソースを置く形式を採用しています。

jarファイル版

javaEveryoneとjavaEveryoneAnswerのそれぞれのプロジェクトのjarファイルです。Eclipseにおいて、標準的な設定と異なる環境で使用する場合や、プロジェクトを作るなどの手順を自分で経験したい場合に利用して下さい。

インストール方法

以下の説明の*の所には,バージョンナンバー (302) を補ってください。

コマンドライン版

  1. 利用しているシステムの文字コードに合わせて javaEveryoneCommand*.zip か javaEveryoneCommandS*.zip をダウンロードして適当な場所に展開します。
  2. javaEveryone(例題など),javaEveryoneAnswer(練習問題の解答)フォルダができます。

Eclipse版(Eclipseのバージョンや Eclipse の日本語化の方法によって、具体的な手順は異なります。)

  1. javaEveryoneEclipse*.zipをダウンロードします。
  2. Eclipseを立ち上げて、パッケージ・エクスプローラが画面に表示された状態にします。
  3. 「ファイル」メニューから、「インポート」を選びます。
  4. 「一般」の中の、「フォルダーまたはアーカイブからプロジェクト」を選びます。
  5. 「アーカイブ」を選び、インポートソースとして、1でダウンロードしたjavaEveryoneEclipse*.zipのファイルを設定します。
  6. 「フォルダー」の中から、JavaEveryone*とJavaEveryoneAnswer*にチェックを入れてください。(Eclipseのバージョンによっては、javaEveryoneEclipse*.zip_expand/JavaEveryone*および
    javaEveryoneEclipse*.zip_expanded/java/EveryoneAnswer*と表示されています。
    javaEveryoneEclipse*.zip_expandedというフォルダも表示されているかもしれませんが、それは選ばないでください。)
  7. 「完了」を選んでください。
  8. 2つのプロジェクトができていることを確認してください。

jarファイル版

  1. javaEveryone*.jarとjavaEveryoneAnswer*.jarをダウンロードします。
  2. Eclipseを立ち上げて、パッケージ・エクスプローラが画面に表示された状態にします。
  3. javaEveryone のプロジェクトを、「新規Javaプロジェクト」のメニューで作成して下さい。その時に、「プロジェクト・レイアウト」として「ソースおよびクラス・ファイルのフォルダーを個別に作成」ではなく、「プロジェクト・フォルダーをソースおよびクラス・ファイルのルートとして使用」の方を選択してください。
  4. 「ファイル」メニューから、「インポート」を選び、「一般」の中の「アーカイブ・ファイル」を選びます。それぞれのプロジェクトを宛先フォルダーに指定して、javaEveryone*.jarを読み込んでください。
  5. 同様にして,javaEveryoneAnswer のパッケージを作成して javaEveryoneAnswer*.jar を読み込んでください。
  6. javaEveryoneAnswerのchap17にエラーが現れます。これは、json-simpleのライブラリが読み込まれていないからです。chap17を演習する際には、下記の手順で、json-simpleライブラリの準備をしてください。

その他

  1. 変更履歴については,ダウンロードしたファイルの 00ReleaseNote をご覧ください。
  2. 文字コードはUTF-8を採用しています。
    1. Eclipseのデフォルトのコードが異なる場合には、UTF-8で動作するようにEclipseを設定して下さい。具体的には、「ウィンドウ」メニューの「設定」(Macでは「Eclipse」の「環境設定」)の「一般」の中の「ワークスペース」をクリックし、下の方にある「テキスト・ファイル・エンコード」を、「デフォルト」ではなく「その他」の中の「UTF-8」を選んでください。
    2. コマンドラインは、UTF-8とSJISを用意しています。それ以外がデフォルトの文字コードであるシステムでは、nkf -? --overwrite などの方法で文字コードの変換を行うか、javac -encoding UTF8 T21.java といった具合に、-encode UTF8というオプションをつけてjavacを実行して下さい。
  3. Eclipse版のjavaEveryoneAnswerは、json-simpleライブラリを含んでいます。json-simpleは、ApacheLicense2.0ライセンスで配布されています。
  4. 設定によっては、javaFXをeclipseがうまく認識できない場合があります。その場合には、javaのバージョンを最新にして、Eclipseがそれを利用する様に設定して下さい。Eclipseが利用するJREは、プロジェクトを作成した時に設定できます。また、右ボタンで出るメニューで「ビルド・パス」の「ライブラリの追加」の「JRCシステム・ライブラリ」で変更することができます。
  5. jarファイル版でのjson-simpleライブラリの設定方法
    1. https://code.google.com/archive/p/json-simple/などからjson-simpleをダウンロードし、パッケージエクスプローラーにドラッグするなどして、jason-*.*.*.jarという名前のファイルをjavaEveryoneAnswerのプロジェクトに加えます。
    2. Eclipseでは、CLASSPATHに設定する代わりに、ビルドパスに追加する必要があります。jason-*.*.*.jarのファイルを選んだ状態で、右ボタンでメニューを出し、「ビルド・パス」を選びます。そして、その中の、「ビルド・パスに追加」を選びます。
    3. 「ビルド・パス」メニューの中の「ビルド・パスの構成」の中で、「ライブラリ-」をみて、json-simple-*.*.*.jarがビルドパスに含まれていることを確認してください。
  6. Eclipseでsrcフォルダを使用しなかった理由について
    1. Eclipseは、標準では、srcとbinのフォルダを作成し、srcにソースファイルとリソースを、binにclassファイルとリソースのコピーを作成するようになっています。
    2. その時には、リソースファイルなどのクラスパスから検索されるファイルはbinフォルダから、Fileクラスなどを用いたファイルの読み込みは現在のフォルダからファイルが検索されます。
    3. その両者の違いはコマンドラインでは起きないので、教科書の記述が煩雑になること、srcの外にあるファイルを含んだjarファイルは作れないこと、などから判断して、Eclipse版ではsrcフォルダを用いない方法を採用しました。
    4. srcとbinフォルダを用いる形式にもできます。
      1. javaEveryone,java, EveryoneAnswerのプロジェクトを作成する時に、「プロジェクト・レイアウト」として「ソースおよびクラス・ファイルのフォルダーを個別に作成」を選びます。
      2. 「宛先フォルダー」として、それぞれのプロジェクトのsrcフォルダーを指定して、javaEveryone*.jarとjavaEveryoneAnswer*.jarをインポートします。
      3. Fileクラスなどを経由して読まれるファイル(.txt拡張子を持つファイルが該当します)を、srcフォルダからプロジェクトのトップに移動します。